婚礼タンスは一般的な家具より大きく重いものが多く、処分に悩む方が少なくありません。サイズや素材によって、処分方法ごとの費用も変わってきます。
この記事では、自治体・不用品回収業者・買取という3つの方法を、費用の目安とあわせて紹介します。
婚礼タンスとは
婚礼タンスとは、結婚の際に実家から持たせる、桐や欅などで作られた和風の収納家具のことです。
洋服タンス・整理タンス・小袖(三面鏡)が三点セットになっているものが多く、親子二代、三代と使われてきた家庭も少なくありません。
婚礼タンスの処分が難しい理由
洋服タンス・整理タンス・和タンスなどが一体になった三点セットで作られていることが多く、1棹あたりの重さが数十kgになることもあります。
一人で運び出すのは簡単ではなく、玄関や廊下の幅によっては分解しないと外に出せない場合もあります。
こうした事情から、処分方法や費用には一般的な家具より幅が出やすくなっています。
処分方法別の費用の目安
婚礼タンスの処分方法は、主に「自治体の粗大ごみ」「不用品回収業者」「買取」の3つに分けられます。
費用を抑えたいなら自治体の粗大ごみ、手間や日程を優先するなら不用品回収業者、価値がありそうなら買取というように、優先したいことに応じて選ぶ方法もあります。
自治体の粗大ごみとして出す場合
多くの自治体では、たんす類は粗大ごみとしてサイズ別の料金が設定されています。横浜市ではたんす(1m未満)が1,000円、板橋区では幅と高さの合計に応じて400円〜3,200円とされています。
相模原市ではタンス(1m未満)が800円、1m以上になると1,600円とされ、自治体によって区分の基準に差があります。
婚礼タンスは大型のため、料金区分の上限に近づきやすい点は知っておきたいところです。
申し込みは自治体の粗大ごみ受付センターを通じて行い、指定日に指定場所まで自分で運び出す必要があります。玄関先まで自力で搬出できるかどうかが、この方法を選べるかどうかの分かれ目になります。
自治体によっては申し込みから収集まで日数がかかることもあるため、早めに申し込んでおくと安心です。
不用品回収業者に依頼する場合
業者やプランによって差はありますが、軽トラック1台分の出張回収で1万円前後からが目安とされています。
ほかの不用品とまとめて依頼できる積み放題プランもあり、料金相場はこちらの記事でも紹介しています。
搬出に人手や階段作業が必要な場合は追加料金がかかることもあるため、見積もり時に確認しておくと安心です。
電話やメールで依頼する際に、タンスのサイズや設置場所の写真を伝えておくと、当日の金額に差が出にくくなります。
買取に出す場合
桐や欅などの素材を使い、伝統的な技術で作られた婚礼タンスは、買取の対象になることがあります。一方で、購入から年数が経っているものや、傷・カビがあるものは値がつきにくい傾向があるようです。
中古品を継続的に買い取って販売する業者は、古物営業法にもとづく古物商許可を得て営業しています。
許可の有無や実績を、依頼前に確認しておくと安心です。
処分前に確認しておきたいこと
引き出しの中身は、あらかじめすべて空にしておく必要があります。奥の方に古い書類や貴重品が残っていることもあるため、各段をひとつずつ確認しておくと安心です。
幅・奥行き・高さをメジャーで測っておくと、粗大ごみの料金区分や業者への見積もり依頼がスムーズになります。
婚礼タンスを手放すときに知っておきたいこと
婚礼タンスは、親や祖父母の代から受け継がれてきた思い出の品であることも多いものです。手放すことに後ろめたさを感じる必要はなく、ご自身やご家族の状況に合わせて判断して問題ありません。
実家の片付けや遺品整理のなかで婚礼タンスの扱いに悩む場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
搬出が難しいときの注意点
婚礼タンスは重量があるため、無理に一人で動かそうとすると、床や壁を傷つけたり、けがをしたりする恐れがあります。分解できるタイプかどうかは、引き出しを外した後のネジや留め具を見ると分かることがあります。
分解が難しい場合や人手が足りない場合は、搬出に慣れた業者へ相談するのも一つの方法です。
無許可の業者に依頼してしまわないために
家庭から出る不用品の回収には、一般廃棄物収集運搬業の許可、または自治体からの委託が必要とされています。無許可の業者に依頼すると、不法投棄や高額請求といったトラブルに発展する例もあるとされています。
業者の見分け方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
料金や業者選びに迷ったときは
ここまで紹介した費用はあくまで目安で、実際の金額は地域や業者、タンスの状態によって変わります。
複数の業者から料金を比較したい場合は、無料の一括見積もりサービスを利用すると、手間を減らせます。


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